30代後半の出産リスクに対応するためにやるべきこと
30代前半で婚活スタート、その後の結婚という場合、出産30代後半に差しかかってくるでしょう。
医療の発展も関係し、今やこの年代での出産においてもリスクはだいぶ減少しています。しかし医療技術だけがリスクではありません。30代後半が抱える出産についての課題をあらかじめ把握し、万全の準備を整えておきましょう。
これまでの社会人経験があるからこそ、ベストな方法がきっと見つかるはずです。
出産はもしもの場合に備え総合病院がおすすめ
医療の発展に支えられ、今や30代後半での出産におけるリスクは大幅に回避できるようになっています。
周りをみても30代後半での出産は珍しく感じないでしょう。しかし必ずしも安全な出産はないとも言われています。
出産には様々な条件が絡み合い、常に「もしも」のことを考えておかなければなりません。
30代後半の方が出産を考えるなら、もしものことを想定し、総合病院を選ぶことをお勧めします。
中にはこれまでの経験やたくさん耳に入ってきている情報をもとに
自宅出産
水中出産
助産院での出産
などより自然派思考を追い求める方もいます。
しかし30代後半は出産においては「高齢」に区分されます。妊娠と同時に別の病気を発症したり、予定日が早まることも珍しくありません。
常に最新の医療を活用し、万全の体制が整っていることが今後の家族の幸せにつながるでしょう。
通院は必ず家族と情報共有を
30代後半で妊娠を迎えた時、中には社会人経験が十分にあり、独立心が強く、自分のことは自分で出来ると自信を感じている方もいるでしょう。
実家から離れ、独立した生活が身についている方も大勢います。
しかし妊娠という場面においては、出来る限り周囲と情報を共有するよう心掛けましょう。
中でも大切なことは「通院の予定」です。家族や夫には通院の予定を必ず伝えておきましょう。
実は通院途中に妊婦が体調を崩してしまうケースは多々あります。特に電車移動の場合、車内で立ち尽くすことも多く、移動途中で体調を崩してしまうことがあります。
この時、周囲が妊娠に気がつかない、駆け付けることの出来る家族がいない、家族が通院を知らなかったとなると、自身で対処せざるをえません。
もしものことを想定し、家族の休日に通院予定を合わせておく、もしくは通院日の予定を共有しておくと安心です。
感動のためだけではない、家族の立ち合い出産が安心
出産に家族が立ち会うことには賛否両論がありますが、30代後半の出産においては、立ち会うこと、病院で待機することをお勧めします。
もちろん気の置けない間柄であることが前提ですから、夫や実家両親、兄弟などの範囲です。
なぜなら出産において万が一のことが起きた時に、本人に代わって家族が判断を迫られることがあるからです。
緊急手術が必要になった
輸血が必要になった
救急搬送が必要になった
などのケースです。
このような時、母体はもちろん子供の安全を考え判断を下す人、入院や手術の同意書へのサイン、着替えや回復後の面会など様々な場面で家族の存在が重要になります。
夫だけが立ち会いを予定していた場合、仕事や交通事情から間に合わなかったという事態もあり得ます。
どのような場面であっても、必ず1人は立ち合い者がいると安心です。立ち合いとは分娩室に入室することだけを意味してはいません。
病室の待合室にいてくれるだけでも十分な安心をもって出産に望むことが出来るでしょう。
産後の回復に時間がかかることを想定し事前準備を
30代後半の出産におけるリスクは実は産後にも控えています。産後の回復には想像以上の体力が必要な上に、慣れない育児、授乳も同時進行で進めなければなりません。
産後に無理な行動をすることで、その後激しい腰痛や更年期に悩まされるという事もあります。
産後は決して無理をしないこと、自身の回復を優先し考えることもこの年代の出産においては大切なことです。
ただ両親に育児の依頼をしようにも、両親が高齢、持病をかかえている、遠方に住んでいるなどの事情もあるでしょう。
産後は必ず人手が必要になることを想定し
自治体のサポート体制を確認、申込を済ませておく
民間のベビーシッターサービスを調べ、手配を済ませておく
宅配可能なスーパーや食品を調べておく
家事代行サービスを調べておく
最寄りのタクシー会社を調べておく
という段取りを済ませておきましょう。
中には産後、母親だけが入院を必要とする場合や自宅に戻れはしたものの起き上がることが出来ないというケースもあります。
数時間おきに泣く子供の世話に追われ、自身の体調管理が後回しになってしまうことも多々あるので、様々な場面を想定しておくと安心です。
特に日中は夫が仕事で不在になり、自宅には体調不良の母と子供だけになるものです。
そのような時、誰に頼ることが出来るのか?頼るべきなのか?を考えておきましょう。