婚活を「やめたい」と思ったら読む処方箋｜後悔しない３つの判断基準と解決策

2025年3月31日

婚活を続けていると、いつか必ずと言っていいほど訪れる「やめたい」という気持ち。思うように成果が出なかったり、コミュニケーションや費用の負担に疲れ切ってしまったりと、その原因は人それぞれです。ただ、実際に「婚活やめたい」と検索をする段階まで来ている方は、切実な悩みを抱えているケースがほとんど。この記事では、「やめたい」と思うほど追い詰められた心をどうケアし、これからの婚活をどう判断すべきかを具体的に解説していきます。
さらに、競合記事には足りていない「婚活継続と中断に関する客観的データ」や「行動科学に基づいた継続手法」も紹介しながら、後悔しない選択をするための知識やノウハウをお伝えします。

1. 「婚活やめたい」と思う心理と背景

1-1. 主な心理

「婚活やめたい」と思うようになる方の多くは、以下のような悩みや目的を持っています。

精神的負担の軽減策が知りたい

初対面のコミュニケーション疲れ
マッチングアプリや結婚相談所でのプロフィール検索疲れ
「常に笑顔でいないといけない」という自己呈示の負荷

モチベーション維持の方法を探している

何度も断られることによる自己肯定感の低下
連絡の途絶やドタキャンに対する落胆

婚活を休止すべきか続けるべきかの判断材料が欲しい

経済的負担（デート費用・サービス利用費）
年齢的な焦り
「このまま独身でいいのか」という将来不安

1-2. 婚活疲れが起こりやすい理由

婚活の過程で、以下のようなサイクルが起きやすいことがわかっています。

期待：新しい出会いがあるかもしれない、次こそはうまくいくはず
努力：アプリのプロフィールを作り込んだり、結婚相談所でカウンセリングを受けたり
失望：マッチングしない・デート後のフェードアウト
自責：自分に魅力がないのではと卑下してしまう
疲弊：精神的にも体力的にも限界を感じて「やめたい」と思う

このネガティブスパイラルから抜け出すために、まずは「今の自分がどこにいるのか」を客観的に知ることが大切です。

2. 実は多い？婚活中断のリアルなデータ

「婚活を途中でやめたくなったことがある」という人は、実際どれほどいるのでしょうか。実は、ある調査によれば婚活経験者の約6割が一度は婚活中断を考えたことがあるとも言われています。下記はあくまで一例ですが、参考データとしてご覧ください。

参考：リクルートブライダル総研『婚活実態調査』

ここでは、一般的に挫折しやすい時期と主な理由を整理してみます。

婚活期間	中断率の目安	挫折理由の例
開始〜3ヶ月	20〜30%	・マッチングがまったく成立しない・出会い数が期待以下
3ヶ月〜6ヶ月	30〜40%	・初期の熱意が冷める・やり取り数に対する成果の少なさ
6ヶ月〜1年	40〜50%	・費用負担が重く感じてくる・進展の遅さへの焦り
1年〜	50%以上	・年齢的な焦りと成果が伴わない・モチベーションの行き詰まり

あくまで一例ですが、実際に「半年以上継続して成果がなければやめるかも」「1年が勝負」という声も多いです。
しかし重要なのは、「中断＝失敗」ではないという認識です。一時的な休止でリフレッシュし、再開してから短期間で成婚につながった事例も実際にあります。

3. 「やめたい」気持ちとどう向き合うか：判断フレームワーク

婚活を完全にやめるのか、一時的に休止するのか、それともペースを落としつつ続けるのか——。次の簡易マトリックスを参考にしてみてください。

中断要因	短期休止向け	完全撤退向け
マッチング不足	○	×
経済的負担	△	○
自己肯定感の低下	×	○

マッチング不足が主原因の場合: お金や気力にまだ余力があれば、短期休止でリフレッシュを図る手もあります。新しい手法を取り入れたり、出会いの場を変更するだけでも成果が変わる可能性あり。
経済的負担が主原因の場合: 生活や将来設計への負担が大きいなら、一度完全に撤退することもやむを得ません。月会費が負担になっているなら、別のプランや低コストな出会いの場を探すのも手。
自己肯定感の低下が主原因の場合: まずは心の回復を最優先してください。「今は結婚以外の選択肢を大事にしてみる」という生き方を見直す期間が必要かもしれません。

4. 婚活疲れを軽減する具体策

4-1. 行動科学を活用した継続手法

プロスペクト理論を応用する

「頑張っても成果が得られない」状態が続くと、人はリスク回避的に行動しがちです。そこで小さな成功体験を積み重ねる工夫が重要になります。

たとえば「1週間に1回、オンラインデートをしてみる」「週1回だけ新規メッセージを送る」など、ハードルを下げた目標を立てる。
達成感をこまめに得られるように設定することで、モチベーションを保ちやすくなります。

If-Thenプランニング

「もし〇〇が起きたら△△をする」という行動をあらかじめ決めておく習慣化のテクニックです。

例：「もし3回連続でお断りされたら、アプリではなく結婚相談所のカウンセリングを受けてみる」
例：「もし2週間成果がなければ、活動内容を見直す（写真更新・自己PR文の改訂など）」

4-2. サービス別の疲労度比較と利用ペース

婚活媒体ごとに生じやすい負荷が異なります。自分に合った媒体選びやペース配分も大切です。

マッチングアプリ

負荷要因：相手への返信義務感、プロフィール更新のプレッシャー
適正利用頻度：1日15分×週3日など、使いすぎないルールづくり
ポイント：多くの人とやり取りできるメリットがある反面、メッセージのやり取りが膨大になりがち。

結婚相談所

負荷要因：カウンセリングへの準備、定期的な進捗報告
推奨ペース：月1回面談＋週末のみお相手検索
ポイント：担当カウンセラーが客観的なアドバイスをくれるため、精神的な負荷は比較的軽くなる場合も。自分の魅力や課題をプロと一緒に整理したい方におすすめ。

4-3. 数値目標の再設定：質を重視する

旧来の目標：「年齢〇歳までに結婚」「月に〇回デート」
新しい目標：週1回のコミュニケーション品質を高める、会話の質にこだわるなど
月間新規接触数よりも「どれだけ深い話ができたか」「どんな共感を得られたか」という質的評価を取り入れる
自分が「楽しい」「もう少し話したい」と思えるコミュニケーションを目指すことで、無理のない形で続けやすくなります。

5. 「婚活やめたい」が頭をよぎるときのQ&A

ここでは、婚活を一時休止・継続するか悩む方がよく抱く疑問と、その回答例をまとめました。

休止してから復帰する人は実際にいるの？: はい、多くの人が休止と再開を繰り返していると思います。結婚は人生の大きな決断。100％のコンディションで婚活に取り組める人は少なく、疲れたら一旦休むのは自然なこと。休んでいる間に心身が回復し、改めて婚活に前向きに取り組めるケースが多いです。
休止中に後悔したり、婚活チャンスを逃すのでは？: 必要な休止ならむしろ効果的。焦って無理な出会いを重ねても、成果につながらないばかりか自己肯定感を傷つける場合も。逆に、短期的なブランクが新鮮な気持ちを取り戻すきっかけになることもあります。
やめたい気持ちがあっても続けるべき？: 自分の「本当の優先順位」を見つめ直すのが大事。「今すぐ結婚しないと人生が終わる」という思い込みは、精神的な追い詰めを生む原因に。結婚は人生の選択肢のひとつであり、絶対不可欠というわけではありません。どうしても続ける理由が見当たらなければ、一度活動の仕方を変えてみたり、完全撤退を視野に入れるのもアリです。