デート中のマナーとNG行為とは
デートを重ねるごとにお互いの距離は縮まってゆきますが、中には何度もデートを重ねたのに交際が終わってしまった、結婚に至らなかったということもあります。相手との距離が近くなったからこそ遠慮がなくなり、知らぬ間にマナー違反を繰り返してしまっていたからではないでしょうか?
デートではたとえ長い付き合いであっても、初めての場合でも心得ておきたいマナーがあります。
自分にとってはまるで悪気の無い行為、無意識な行為であっても相手を不快にさせてしまうこともあります。
最近のマナー違反と言えばやっぱりスマホ関連がダントツです。
例えばデート中の食事の席ではテーブルに着く時にバックからスマホを取り出し、そっと脇に置いてしまうことはありませんか?
もちろんバックに入れたままではスマホに気が付くことができない上に、手元にあれば会話の途中でもすぐに調べたり活用することができるでしょう。
でもこの行為は相手からは決して好印象には思われません。
特に2人で食事をしているとき、家族や目上の人が同席している場合はなおのことです。食事に同席している相手との会話を重視していない印象を与えてしまうからです。
大切だと考える場であれば、スマホはバックの中に入れておくよう心掛けておきましょう。もし急な連絡が入る予定があらかじめわかっている場合は、その旨を同席者にあらかじめ説明し、スマホを置くことに了承を得ます。
スマホをテーブルに置くのは当たり前、職場でもしている!友達も不快に感じていない!とこのマナーに違和感を抱く方もいるでしょう。
でもマナーはルールとは違います。出してはいけないという禁止事項ではありません。あくまでも相手への気づかいです。この気づかいができるかどうかも結婚というゴールへたどり着くことができるかどうかの差につながってゆくのです。
会話中のスマホはマナー違反
会話の中で生じた些細な疑問、より詳しい情報が欲しいとき、ついスマホを手にとってしまいませんか?もっと詳しい情報を提供することができればという相手への気づかいの意味もあるでしょう。
でもこの一見当たり前に見える行為もデートという場では好ましくはありません。
相手から見ると、不意にスマホ操作を始めたことで、「会話を中断しているのでは?関心がないのでは?」と誤解されてしまうからです。
例え相手の会話に関係する詳しい情報を検索している場合でも、相手はその情報を掘り下げることを希望しておらず、次の話題に進みたいと考えていることもあります。
会話中は基本的にはスマホを活用せずに過ごしましょう。
もし地図や路線案内、店舗情報など即座に正しい情報を検索する必要性がある場合は、その旨を相手に伝え、なぜ今検索をしているのか?何を調べているのか?を明確にして情報を共有しましょう。
この一見当たり前に見えるスマホ利用も今では離婚原因にあたるほどに深刻化しています。夫婦間でもスマホ利用が会話の中断、無視と捉えることがあるからです。決して相手にそのような意図がない場合でも誤解や不快感を招きます。
便利な反面でリスクもあることを十分承知しておきましょう。
会計の際は必ず割り勘がルール
交際期間中に一番意見が分かれるのは支払い関連です。
- 割り勘にすべき?
- 数百円なら甘えてもいい?
- 手料理をふるまうときの食費はどうする?
- 金欠気味なときはどう対処する?
- 高額なプレゼントを希望されたときは?
一時の判断の誤りが原因で破局になっては困ると考えると、なかなか正解が見いだせずに困り果ててしまうでしょう。周囲に相談をしても意見は様々に分かれます。
交際期間中は基本的には割り勘を常にルールと考えておきましょう。
レジ前で財布を出す素振りをすることがマナーという考えはもう古いのです。きちんと支払いを済ませ、お互いに貸し借りの無い関係性を維持しましょう。
もし相手が全額負担をしてくれた場合は
- ありがとうございました
- ごちそうさまでした
という言葉を明確に伝えます。これは交際が長く続いても必ず守りたいマナーです。
交際中でも周囲への挨拶は大事
まだ交際が始まったばかり、結婚にいたるかは不明…という曖昧な立場であっても、交際相手の友人、知人、親戚などと顔を合わせたさいは丁寧に挨拶をしましょう。
あえて会話に割り込むことや自己紹介をする必要はありませんが、会釈をする、笑顔でお礼をいうという程度は必ず行うべきマナーです。
この点がしっかりとできていると、相手からは好印象を得られる上に、社会人としての基本的なマナー、社交性を身に着けていると理解されます。
婚活においてはファッションや身だしなみだけではなくこれらのマナーを身に着けていることも、とても大切なことなのです。