【婚活で本当に大切なのは年収?】 数字で見る年収と幸福度の真実

結婚相談所に来る女性が希望条件にあげるのが「年収」です。婚活をしている女性は男性に対して年収を高く求める傾向があります。 結婚をして生計を共にするのですから、当然だと思います。しかし中にはただ漠然と年収600万以上を希望される方も少なくないです。では本当に年収が600万円以上は現実的でしょうか? 年収600万円以上あれば幸せになれるのでしょうか? 幸せは、お金で買えるのでしょうか? また年収の低い男性は「自分は年収が低いから婚活をしても意味ない」と思う人も少なくないみたいですが、本当に婚活は、意味のない事なのでしょうか?

目次

婚活と平均年収

令和2年の国税庁が行う『民間給与実態統計調査』によると、日本の平均年収は約433万円となっています。でもご存知でしょうか、この調査、男性も女性も、年齢も、企業の規模も、すべてひっくるめて算出した平均なのです。では、日本人男性の平均年収はいくらでしょうか? 国税庁の調査結果によると男性の平均年収は532万円です。その結果婚活においては年収600万円以上が一つのモテ水準となっているみたいです。でもこの金額は、年齢によっても地域によってもバラバラです。

年齢・地域別平均年収

国税庁のデータによる年齢別平均年収は下記になります。(※国税庁「民間給与実態統計調査」令和元年分データより)
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20代前半 ……278万円
20代後半 ……403万円
30代前半 ……470万円
30代後半 ……529万円
40代前半 ……582万円
40代後半 ……629万円
50代前半 ……679万円
50代後半 ……686万円

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次にエリア別の男性平均年収は下記になります。(※国税庁「民間給与実態統計調査」国税局別の給与所得者数・給与額より)
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東京 ……601万円
大阪 ……534万円
名古屋 ……533万円
福岡 ……468万円
札幌 ……458万円
仙台 ……436万円
沖縄 ……420万円

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ご覧の通り、東京の年収が特に高いことが分かります。同じ首都圏の大阪、名古屋と比べても70万円ぐらいの差があります。このように都市によって年収は様々です。また結婚適齢期と言われる年代(20代後半~30代前半)で見ると平均年収は400万~450万円ですので、東京以外だとシンプルにこれより低くなる事が分かります

あなたは「平均」という言葉を安易に鵜呑みにしていないでしょうか? 婚活を途中であきらめる女性が一番口にする理由は「理想の人と出会えない」ですが、婚活中のあなたの理想は現実的なものでしょうか? 例えば20代の東京都以外に住んでいる女性が結婚相手に600万円の年収を求めた場合、20代で年収が600万円以上の男性は、たった3.5%です。もちろんこの3.5%の中には既婚者もいます。住んでいる場所によってですが、年収600万円以上の男性は、多く見積もって2%あったとして、100人中2人に選ばれるほどの魅力が必要ということになります。また20代男性も年収が600万円なかったとしてもあきらめることは全然ないことが理解していただけるのではないでしょうか

婚活にまつわる平均年収と幸福度

次にお金と幸福度についてみてみましょう。2010年に世界的に有名なノーベル学者ダニエル・カーネマン名誉教授が発表した研究では、幸福度が最も高い年収は約786万円 (75,000ドル、1ドル=114.2円で試算)という結果が出ていました。カーネマン名誉教授の研究では収入と幸福度は比例して上昇しますが、年収75,000ドルをピークに横ばいになるという結果でした。この結果を見る限り、お金と幸せの関係性は否定できません。しかしここで大切なことは、年収が増えれば増えるほど幸福度が上がるわけではありません。
内閣府の2020年9月「満足度・生活の質に関する調査による第4次報告書」によると1億円以上の世帯の幸福度は、700万円以上1億円未満の世帯の幸福度より低いということが報告されています。

年収が高い人は、基本的に基本給がもともと高いわけではありません。残業手当や役員手当などを含んでいるからこそ高いお給料をもらっています。長時間労働や時間外勤務、又は責任ある仕事をしているからこその対価とも言えるでしょう。人生において仕事とプライベートの時間の両立は大切です。もちろんその割合は人それぞれですが、あまり仕事(年収)の方に偏り過ぎると幸福度は下がってしまうこともあるので、結婚相手に年収ばかりを求めても、幸せな婚活に結びつかない可能性もあります。

婚活にまつわる個人年収と世帯年収

もう一つ知っておくべきデータが「共働き率」です。 1980年ごろは専業主婦の世帯が多数派でしたが、2000年ぐらいを境に共働き世帯が増えてきています。原因としては、生活費や養育費の高騰、バブル以降の景気の低迷による収入の減少により、男性一人で家族を養っていくのが厳しい時代になっているのと、女性の社会進出の背景もあり、共働きをする家庭が増えてきており、今では3組に2組以上が共働きの夫婦となっています。

婚活女性が高い「年収」を求める理由は、安定した生活水準を保ちたいからです。そうなのであれば、共働きをシェアに入れて共に生計を立てられる婚活をした方が、より早く幸せになれます。婚活は、お相手の年収だけではなく、自分の年収を考慮しながらパートナー選びをしたほうが上手くいきます。

なぜかというと年収600万円の夫と専業主婦の妻と年収400万円の夫と年収200万円の妻の夫婦がいたとして、後者の夫と妻の年収はともに平均以下ですが、世帯年収で見るとどちらも600万円です。上記でのお伝えしましたが、年収600万円の男性を探すのはとても難しいですが、年収400万円の男性を探すのはさほど難しくありません。その分相手の価値間や趣味等を他の希望を追加することが出来ます。この方が効率に自分の理想の男性に会える可能性が広がると思いませんか? それに一定数収入が上がると幸福度が上がるのであれば50代で世帯年収が700万から800万を目指した方が幸せは長く続きますし、現実的です。こういう目標で婚活をした方が幸せな家庭を作ることが出来ると思います。

婚活で年収以外に考慮すべきこと

今の年収よりも将来性を吟味する

結婚生活は、一生続いていくものです。一時的な「年収」だけではなく 5年後・10年後・20年後を考えてみましょう

若い世代であれば、今の年収よりも、将来の給料アップの可能性
職種・・・コロナでも分かった通り、時代や状況で収入が激減する可能性
長く続けられるか・・・心身ともにこの先長く続けられる仕事か
会社の信用性・・・この先20年・30年働き継けられる企業か

仕事とワークバランスを吟味する

年収だけではなく、勤務形態も踏まえて理想とする生活を送れるか

転勤や労働時間など希望の生活が出来るかを考えましょう。 転勤が多い仕事であれば自分の知らない土地で生活をしなければいけない可能性があります。身近に自分の両親がいないことで子育てを自分一人でしなければならない可能性も出てきます。勤務時間も変則だったり長かったりした場合、家事や育児はまかせっきりになる可能性があります。休みが土日じゃない場合、子どもが出来た場合一緒に過ごせる時間が少なかったり、学校行事等参加できなかったりすることが出てきます。

収入が良ければ仕事にとられる時間も多い可能性が高いので、二人の生活だけではなく、子どもが出来た場合などの状況も考慮に入れて婚活を進めましょう

年収よりも金銭感覚を吟味する

収入があったとしてもお金にだらしない人だと安定した生活水準はたもてません。例えば600万円稼ぐ人でも生活費でほぼほぼ使い切る人であれば貯蓄はできません。たとえ400万円の稼ぎの人であっても生活費をおさえて、しっかり貯蓄ができる人の方が、安定した生活がおくれます。ご自身の金銭感覚に近い人との方が、ストレスなく安定した生活がおくれるかもしれません

年収別の男性が婚活するためのコツ

年収300万円以下の場合

お相手は、専業主婦希望よりは、共働き希望の女性を探した方が良いでしょう。仕事が好きでキャリア志向の高い女性をお相手として考えるのが戦略的にはベストです。 仕事をしっかりされている人なので、身だしなみには特に気を付けましょう。家庭的な部分をアピールすることと、貯蓄をしっかりしている堅実で優しい部分を前面にアピールしてください。

婚活には、マッチングアプリや婚活パーティーがおすすめです。

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年収400万円から600万円の場合

年収が400万円を超えてくると女性の年収足切りが緩和されます。ただ専業主婦希望の女性よりかは、共働きでも気にしないという女性に積極的にアプローチしていきましょう。20代や30代前半であれば、将来性をアピールしてみましょう。
金銭感覚があるしっかりとした女性を選ぶと家庭の財政は安定します。

婚活には、婚活パーティーや結婚相談所がおすすめです。

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年収600万円から1000万円以上の場合

冒頭で年収600万が女性からモテるボーダーラインだとお伝えしました。 600万円を超えると女性側からのアプローチもかなり増えてきます。このレンジの方は「選ぶ側」になりますが、高望みしてしまったり、一つ一つの出会いを大切にできなかったり、すれば結婚は遠のいてしまいます。選べる立場であるからこそ、婚活に大切なのは二人の相性だったり、居心地のよさだったりします。また二人の目標が同じ方向を向いている方が結婚生活は長く続くと思います。注意点としては、上から目線になる人がおおいので、お相手に対して感謝の気持ちを忘れず同じ立場手会話することを心がけましょう。

婚活には、結婚相談所がおすすめです。

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まとめ

お金と幸福度には少なからずかかわりがありますが、お金だけでは幸せな結婚生活は送れません。婚活で大切なことは、まずは自分のことをしっかり見つめなおして、お相手に求める事だけではなく、自分が何をお相手に提供できるのかを考えて下さい。結婚は二人でするものですので、自分という人間を理解したうえで、自分に足りない部分を補ってくれる人を探した方が、婚活はうまくいくと思いますし、早く結果が出るかもしれません。
幸せの形は人それぞれだと思いますが、自分の幸せを理解し応援してくれ、結果それが二人の幸せになれば結婚生活は長く続くと思います。それはお金だけでは買えないのかもしれません。

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この記事を書いた人

婚活成功ノウハウは、結婚相談所フィオーレの社員が運営しています。婚活のプロとしての知見や、結婚相談所・お見合い・婚活パーティー・街コン・出会いに関する情報を発信中。

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