男性がプロポーズする前に準備しておくべき貯金額はどのくらい?
婚活、結婚という話題とたびたびセットであげられるのが男性の年収の話題でしょう。様々な意見があり、中にはあまりにも高望みといえるような要望さえも耳にすることもあります。
しかし婚活、結婚においては実は年収よりも貯金を重視すべきだということをぜひ知っておきたいものです。
なぜなら年収はこれからの生活に必要になるお金です。つまり結婚後です。一方の貯金は結婚というゴールにたどり着くまでに必要になるお金です。どんなに年収が高くても十分な貯金がない場合は決して婚活はスムーズに進みません。
結婚にはやっぱり大切な貯金のこと
なぜ年収より貯金を重視すべきかというと、年収は今の時代決して安定したもの、生涯確約されたものではないからです。もちろん経済状況や会社の状況に左右されることもあれば、自身の健康に左右されることもあるでしょう。
「今」の年収に自信がある場合、ついその点をアピールしてしまいがちですが、意外にも女性たちはその条件にばかり着目していません。もっと大切だと女性たちが考えるのは男性の「経済観念」についてです。
- 無駄づかいをする傾向がないか?
- 浪費ぐせは?
- ギャンブルは?
- 飲酒は?
- 趣味にお金をつぎ込みすぎないか?
- 過度な節約思考でないか?
- 経済的に親から独立しているのか?
- 結婚後も返済が続く借り入れ金があるか?
様々な点を見極めておきたいと女性は考えます。
万が一、年収が1000万円を越えるという男性に出会っても、貯金がないという事を耳にすればきっと結婚をためらい、諦めるでしょう。結婚においてはお互いの「価値観」の一致が何より大切です。特にお金の問題に関しては意見が分かれがちなので、より慎重に女性は考えています。
結婚&新婚生活に必要なお金
婚活を通じて結婚を意識する時、どの程度の出費があるのかをあらかじめ把握しておきましょう。
出費項目は
- 新居の契約費用(賃貸物件を新たに契約する場合)
- 引っ越し費用
- 家具、家財の購入費用
- 親族の顔合わせ等にかかる飲食費用
- 結婚式の費用
- 記念品や記念旅行の費用
と様々な費用がかかります。これらの費用の総額は数百万円に上る上に、一時期に全て支払いが続くので、貯金があっという間に底をついてしまったという声も珍しくありません。もちろん女性側の負担もあるので、必ずしも全ての費用を男性が負担するわけではありませんが、半分程度200~300万円程度は貯金として確保されていると安心です。
ただこの費用は結婚の準備にかかる費用ですから、結婚式までにほぼ使い切ってしまいます。つまり万が一のための備え、今後の支払い予定のための蓄えも別途確保しておく必要があります。
例えば
- 病気で働けなくなった時のための当面の生活費
- 車の維持にかかる費用
- 冠婚葬祭にかかる費用
- 帰省のための交通費
などです。
このように結婚とお金を具体的に考え始めると結婚へのモチベーションが下がってしまうという方もいるでしょう。しかし結婚とは相手があってこその問題です。大切なお金に関しても二人で計画を立て、協力しあうことで乗り越えることを考えましょう。
結婚を前提として二人の共同貯金を作る
結婚のための貯金、自身の生活のための貯金、将来の夢のための貯金と貯金には様々な種類があります。中には両親の介護に備えた貯金を考えるという方もいるでしょう。
結婚に向けお互いがストレスを感じることなく、前向きに取り組むには、まず二人で「目標額」を決めることから始めましょう。
- 新居
- 結婚式のプラン
- 結婚後の働き方
などを考え、どの程度の予算、貯金なら作ることが可能か、どの程度の期間が必要かを逆算していきます。その上で希望する将来設計との調整をし、具体的な金額を算出します。
場合によっては結婚式の規模を縮小したり、新居の契約条件を見直すことも必要になります。しかしこのような様々な話し合いをお互いで乗り越えることで、意見が合致することが増え、今後の結婚生活がより明確なビジョンとなって見えてくるのです。
もちろん全てを妥協してしまっては明るい将来設計は描けません。ある部分では妥協するものの、ある部分では自分たちの願いを全てかなえるという奮発ぶりをみせることも大切なことです。
貯金がないから結婚できないは誤り
自分には十分な貯金がないからという理由で婚活に積極的になれない、堂々とプロポーズができないという声をたびたび耳にします。確かに貯金がないこと、目標に届いていないことはうしろめたさになるでしょう。
しかしそのような場合でも「一緒に共同貯金に励んでくれる相手」、反対に「貯金額を理由に疎遠になる相手」がいるということを知っておくことも大切なことです。相手に現状と今後のプランを正直に説明したうえで、共に取り組むことのできる相手であればきっと幸せな結婚生活につながることでしょう。