結婚するのに必要な貯金額とは
結婚するにはどのくらいの貯金があるべきだと思いますか?
もちろん結婚手続き自体は役所にて無料で行うことができます。でも実際には無料…というわけにはいきません。
結婚への漠然とした不安や焦りは実はお金の心配が原因では?しっかりと解決して人生をスタートしましょう。
愛があれば十分!は勘違い!知っておきたい必要資金
でも大切なことは、金額だけではありません。
例えば30代前半で結婚を予定している場合、一人暮らしか実家暮らしかで大きく貯金額が変わります。
30代の平均年収から考えた場合、500万円を貯金するためには日ごろから十分な倹約を心がけることも必要です。
大切なのは、
自分と価値観が似ているか
将来の生活設計が同じか
想定している生活水準があっているか
ということです。
例えば結婚後のライフプランを
- お互いが通勤に便利な場所に新居を構える(賃貸)
- 家具家電を一式購入する
- レジャー用の車を購入する
- 結婚を機にペットを飼う
- 1、2年以内に子どもが欲しい
と考えた場合、500万円の貯金では、初期費用だけですぐに使い切ってしまうでしょう。
結婚と同時にすべてを叶えるには、二人それぞれに数百万円の貯金が必要です。
ただ、もっとも費用が必要となる新居を
・どちらか一方の現住所で生活を始める
・家族と同居する
・社宅へ入居する
という選択に変えるだけで、200万円ほどの物件契約費用を浮かせることはできます。
つまりいくら貯金が必要かは、結婚後にどのような生活をするかで大きく違ってくるのです。
もちろんこの他にも
- 結婚式
- 披露宴
- 引っ越し費用
などの大きな出費があることも覚悟しておかなければなりません。
結婚・婚活に関する情報ゲット
すぐに支払うもの、先に延ばせるものを区別する
まだ貯金が少ないから、貯金が目標額に達していないからと、結婚や婚活を先送りにしていませんか?
いざ十分と思える貯金額に達した時、必ずしも結婚を意識できる相手がそばにいてくれるとは限りません。
婚活ではたった1歳の年の差が第一印象を大きく左右することもあります。
「まだ」という言葉に頼りすぎてしまい、結婚から目を背けていませんか?
結婚を前提に貯金額を考える場合、
- 新居へ引っ越しをするための資金
- 居住地域で新居を契約する際の必要資金の半額
- 家具家電を購入する資金の半額(一人暮らしですでに保有している場合は対象外です)
- 理想とする結婚式を挙げるための費用
以上から、金額を算出してみましょう。
都心部と地方とでは、大きく物件相場も異なります。具体的な項目に添って算出をしてみると、意外に大きな金額にならないのではないでしょうか。
次に、目標金額から今の自分の貯金額を差し引きます。
目標が500万円、現状250万円の貯金があり、3年以内の結婚を目標にしたいなら…
500万円―250万円=不足額250万円
不足額250万円÷36カ月(3年)=約70000円
毎月約7万円を貯金し続けると、目標額に達することができます。
かといって、婚活せずに貯金ばかり意識してしまうのも良くありません。
もし3年の間に結婚へのチャンスが訪れた時は
- 貯金に関する自分の現状、計画を相手に説明をする
- 結婚資金の使い道に優先順位をつける
(新居を最優先とし、車やペットを数年先まで先送りにするなど)
このように、婚活を成功させるためには、立ち止まらない!先送りにしない!ことが大切です。
結婚前にお互いの状況を把握できていますか?
婚活、結婚と進めていく中で、貯金に関する話はなによりデリケートなものです。
いつ、どのタイミングで相手の貯金や経済観念について質問をしたらいいのか?
口頭だけでなく貯金通帳まで見せてもらった方がいいのか?
などいろいろと考えが巡ります。
特に、結婚に向けて話が進むと、貯金について踏み込んだ話をすることで流れが変わってしまうのではないか、と不安を感じることもあるかもしれません。
しかし、お金が原因で離婚に繋がるケースが多いのも事実です。
理由として
- 結婚資金は男性が全額負担だと思っていた
- 実家に同居すると思っていたので、新居の住宅費用を支払いたくない
- 家具家電は新品で一式そろえたい
- 結婚式の支払い分担で意見がわかれてしまった
- 結婚式は不要と考えられていた
上記のような内容もあれば、結婚前の貯金はあくまでも個別資産という考えのため、開示するつもりがないという方もいます。
結婚へ向け話が進む中でお互いの考えにずれがあると、今後大きな支払いが続く中で必ずすれ違いや違和感が生じるでしょう。
なかなかデリケートな内容ではありますがお互いに今後のお金のことをしっかりと話し合う場を設けることも大切です。
まとめ
確実に結婚というゴールへたどりつきたいと考えると、貯金の話が曖昧になりがちです。結婚に必要な貯金額はそれぞれの状況によって異なりますが、お互いが同じ考えであることは大切です。
しっかりと話し合いをしておきましょう。
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