34歳で始める婚活。子どもを希望する場合のメリットは??
今、結婚件数は30代前半が最も高いデータを出しています。
20代は仕事に打ち込み、30代で結婚、出産という人生設計が男女共に定着し始めています。でも将来の家族設計に子供を強く望むなら決して悠長に考えていてはいけません。まずは現実を直視して結婚へのスタートを切りましょう。
子供が欲しいなら一日も早い婚活スタートが必要
ご質問にあるように、34歳でこれからの婚活を考えている場合、出会いから交際、結婚までの期間は半年を目標に考え、最長一年以内の成婚を目指しましょう。
こんな短期間で将来を決める判断ができないとも思うでしょうが、子どもという条件がある以上、先送りにできないスケジュールです。
なぜなら、
- 34歳…出会い、交際開始
- 35歳…結婚 妊娠
- 36歳…出産
と「子ども」にたどりつくまでには順調に進んだ場合でもさらに数年かかります。もちろん妊娠が計画通りのタイミングで進むとは限りませんから、さらに先延ばしにもなるでしょう。
もし二人目、三人目の子どもまで望むのであれば、40歳を超えてからの出産ということも考えられます。
34歳での婚活スタートは決して早いとは言えないタイミングです。でもこの先年齢を重ねることで、ますます結婚への条件は厳しさを増すばかりです。一日も早いスタートをお勧めします。
結婚相談所では入会から交際は3カ月、結婚の確約に半年という目安があります。この目安は多くの会員がこれまでの達成してきた成果の証です。
お互いが結婚を希望したうえでの出会いを提供しているのですから、このような短期間の計画も決して不可能ではないのです。
スタートを切る前に諦めてしまうのではなく、まずはスタートを切ることから始めましょう。
教育資金の工面のためには30代の結婚がラストチャンス
34歳で結婚し、36歳で出産と順調に物事が進んだ場合、やっぱり考えるべきはお金の問題です。子供が成人を迎える18歳の時点で親は54歳です。大手企業であれば役職定年とも言われ、給与の昇給が見込めなくなりタイミングです。
子どもは大学を卒業する22歳の時点で親は58歳を迎えます。今や企業の定年年齢は65歳が一般的ですから何とか現役中に子育てを終えることができるでしょう。
さらに子どもが30歳を目途に結婚をするときもまだ66歳と健康でいることができれば、子供の花嫁姿を目にすることもできるでしょう。
ただ考えておかなければいけないのは、子育てには1人当たり1000万円もかかるという試算がでていることことです。
つまり子育てをしつつ、自分の老後資金の工面も考えなくてはならないのです。月々給与の収入があるので一見家計に問題がないかと思えてしまうのですが、実際には老後資金が不足してしまっていることが大半を占めています。
子どもの誕生時期が遅くなるということはそれだけ資金調達の期間が短くなり、どこかしらにひずみが生じる危険性があることを知っておきましょう。
30代後半~40代での結婚の場合、子どもは1人と覚悟を決めることも必要になるでしょう。将来の経済的なこと、子供の自立などを考えるからです。
もちろん兄弟がいることは望ましいことですが、老後資金の不足でどもに迷惑をかけてしまっては意味がありません。自分たちの将来設計を十分に話し合い婚活に取り組みましょう。
社会問題化している不妊治療への過度な期待
テレビやネットニュースにはたびたび40代での出産を話題にする記事が掲載されます。若々しい外見の40代女性と赤ちゃんの姿は婚活に取り組む同年代のとって明るい象徴でもあります。
でも実際には外見的な若さは作りだすことができても、内面的には年相応に加齢と劣化が進むということです。
女性は35歳を過ぎると高齢出産と呼ばれる時期を迎えます。この年齢を迎え起こることは何より妊娠する可能性の低下です。予定していたタイミングでの妊娠が難しくなり、中にはうつ病を発症してしまう方、通院のために離職する方、離婚という結末にたどりついてしまう方も少なくありません。想像以上に厳しい現実に直面し、多くの方が医療を活用し子どもという目標を追い求めます。
しかし30代後半~40代での妊娠出産に医療を活用した場合、数百万円という費用が掛かることはあまり知られていません。当然費用をかけたからといって成果を確約されるものでもありません。
妊娠という結果に結びついても高齢女性の出産には母子ともに危険が伴います。医療の力が及ばないことも多々あります。
医療という後ろ盾があると過度に期待をしてしまい、悠長の婚活を見学していると、いざ自身が直面したときにその後ろ盾があまりに不安定でもろいものだと痛感するでしょう。