成婚エピソード

おふたりの出会いは由紀子さんが入会されて間もない頃でした。
お見合いでご紹介させていただいた際は、緊張して声を震わせながらご挨拶をされていた彼女の顔を今でも覚えています。
徹さんの方は、体格も男らしく、どちらかというとざっくばらんな性格で、頼もしいタイプの方でした。
仮交際に進み、彼が由紀子さんをリードするかたちで順調に二人の距離は縮まり、楽しいデートを重ねておられました。

そろそろ真剣交際のご相談があるかなと思っていたある日、由紀子さんから「実は・・・」とある相談を受けました。
それは真剣交際前に彼に伝えておきたい、ご自身の健康面のご事情と今後のリスクについて。

「徹さんを信じて誠実にすべてを打ち明け、同時にどれだけお相手を思っているかという気持ちもお伝えしましょう。」とアドバイスをさせていただきました。

由紀子さんは彼に伝えると嫌われてしまうのではないか・・・と不安な気持ちを抱きながら、その後のデートでお伝えされました。
徹さんは突然の告白で戸惑い、なぜもっと早く言ってくれなかったのかと、その時は少し考える時間が欲しいと仰ったそうです。

由紀子さんもその期間はとても不安な時間を過ごされました。

彼をこんなに悩ませるくらいなら身を引いた方がいいのか・・・ともご相談を受けましたが、数週間後にやっぱりお互いがお互いを思う気持ちが勝り、話し合いのうえ真剣交際、ご成婚へと進まれました。

「あの時、すごく怖かったけれど背中を押してもらって勇気が出ました。自分の気持ちに素直になって、彼と一緒になりたい気持ちを伝えられて本当に良かった」
ご成婚の際に由紀子さんからこのようなメッセージをいただきました。

また一組、素敵なご縁が実ったことに幸せを感じています。