成婚エピソード
※写真はイメージです
2023.12.11
50代再婚同士のふたり。「自分たちは必ず幸せになるから心配するな」という男気のある言葉で幸せになった成婚エピソード
賢治さん(57歳・仮名)裕子さん(51歳・仮名)
裕子さんは51歳の専門職、再婚。賢治さんは57歳のエンジニア、円満離婚でお子さん3人はすでに自立。人生経験豊かな大人のご成婚でした。
裕子さんは20代で短い結婚生活を解消して以来、数社の相談所を経験。資格取得と仕事に一人で頑張ってこられたこともあり、初婚に近い感覚の方でした。人懐こく、誰とでも親しくなれる、誰からも好かれるタイプ。同性から見ても魅力的な彼女の、10年以上に及ぶお相手探しの話を聞きながら、なぜそんなに長く?と思わずにはいられませんでした。
一方の賢治さんは57歳。若い頃は奔放に海外を放浪した時期も。外国人や動物にも好かれる、温かな個性派。口下手なところもありますが、エンジニアとしての実直さに加え、何より気骨のある男性でした。
裕子さんは数回のお見合あい後、持ち前の感じの良さで複数の交際が成立。ただ3回くらい会った後、特に理由もおっしゃらずにお断りをするということが続きました。どうして続くのかと私は疑問に思いましたが、入会前の裕子さん言葉に思い至りました。
「男性を見る目に自信がない。」、「一つ何かを見落してしまったら、そのまま進んでしまう。失敗する。」
交際終了の理由をお尋ねしながら、ご入会前のあの言葉を振り返りました。裕子さんは、やはり漠然とした不安からお断りをしていたこと、これまでもそういう婚活を続けてきたと思うと話してくださいました。
そんな頃に、このお二人は出会われました。
賢治さんは最初から盛り上がりましたが、裕子さんは少し浮かない顔。いまこそ背中を押す時だと感じ、まずは続けてお会いになることをお薦めしました。賢治さんには良い意味での男気があり、そこに期待しながらご交際を見守りました。
お二人はたくさんお話をし、時間を重ねていきました。徐々に裕子さんの様子が変わっていき、交際を語る言葉に力がこもっていくのを感じました。そうして数ヶ月語、裕子さんは彼のプロポーズを快諾されました。賢治さんは「自分たちは必ず幸せになるから心配するな」とおっしゃったそうです。双方の持ち家のことも賢治さんがリードする形で話し合われ、納得の答えに至りました。
ただ出会うだけではダメなのだと感じた事例でした。
シニア、ミドルのご結婚にはコツがあります。双方の事情を擦り合わせること、またご自身の考え方の癖に気づいていただくこと。年齢的にも、他人様はお節介を焼きません。そんな時、私たちのサポートがお役に立てるかもしれません。
挙式のお写真を拝見しながら、お二人のお出会いに携わらせていただけたことに胸がいっぱいになりました。